相続は死亡することによって開始します(民法第882条)。

一口に「死亡」といってもいくつか種類があります。

 

自然死亡

一般的な「死亡」をさします。医学上、死亡したと認められ、死亡診断書・死亡届に基づいて、戸籍に「死亡」と表記されます。

 

失踪宣告

 

普通失踪・特別失踪をさします。法律の規定により死亡したものとみなされます。

普通失踪は、不在者の生死が7年間明らかではないとき、家庭裁判所に失踪宣告の請求をします。7年間の期間満了時に死亡したものとみなされます(民法第31条)。

特別失踪は、危難に遭遇した者の生死が危難の去った後、1年間明らかではないときに失踪宣告がなされます。「危難の去った時」に死亡したものとみなされます。

 

認定死亡

 

火災・水難などの事変のため死亡したことが確実であるような場合には、官公署は市町村に死亡の報告をします。これを認定死亡といいます

 

戸籍法第89条

水難、火災その他の事変によつて死亡した者がある場合には、その取調をした官庁又は公署は、死亡地の市町村長に死亡の報告をしなければならない。但し、外国又は法務省令で定める地域で死亡があつたときは、死亡者の本籍地の市町村長に死亡の報告をしなければならない。

 

 

高齢者消除は、相続発生原因になるのでしょうか?

 

高齢者で所在が不明の場合は、職権で戸籍上死亡と記載されることがあります。 これを高齢者消除といいます。

高齢者消除は、戸籍の整理を目的とする行政上の処理であるため、不動産登記上、相続の開始とはなりません。

 

遺産分割

 

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