遺産分割協議イメージ図

遺産分割協議とは

遺産分割協議とは、被相続人の死亡後に相続人間の話し合いで遺産を分ける方法です。

遺産分割は、必ずしも法定相続分通りに分ける必要はありません。相続人全員の協議によって分配方法を決めることができます。

法定相続分を前提に遺産の種類や性質、各相続人の年齢、生活状況などを考慮して行います。

遺産分割協議では相続人全員の合意に基づいて遺産分割協議書を作ります。

相続人のうち1人でも反対の方がいると遺産分割協議は成立しません。

遺産分割協議書には相続人全員が署名し、実印を押印します。印鑑証明書も必要です。

 

遺産分割の方法

 

1.現物分割

遺産をそのまま相続人に分配する方法です。
例えば、不動産は相続人Aさんに、預貯金は相続人Bさんに分ける、という方法です。

 

2.代償分割

相続財産を相続人の1人に相続させる代わりに、他の相続人に金銭などを支払う方法です。
例えば、相続財産は相続人Aさんが相続し、その代わり、Aさんは他の相続人Bさんに金○○円を支払う、という方法です。

 

3.換価分割

遺産を売却して金銭に換え、この金銭を相続分に応じて分配するという方法です。

 

遺産分割のための制度

遺産分割は共同相続人間の話し合いで決めるのが原則ですが、話し合いがまとまらないときは、遺産分割調停遺産分割審判を家庭裁判所に申し立てることができます。

遺産分割調停は、非公開の手続きで家事審判官(裁判官)と2名の調停委員の関与の下、話し合いによる合意を目指します。

遺産分割審判は、非公開の手続きで家事審判官(裁判官)が、後見的な立場から当事者間の公平・希望などを考慮して裁量により遺産分割の審判を下します。 なお、審判に不服がある場合は即時抗告できます。

 

遺産分割調停の管轄裁判所

相手方の住所地を管轄する家庭裁判所又は当事者が合意で定めた家庭裁判所です。
例えば、被相続人の最後の住所が たつの市で、相手方の住所が姫路市の場合は姫路家庭裁判所(神戸家庭裁判所 姫路支部)の管轄となります(管轄の合意が無い場合)。

 

遺産分割審判の管轄裁判所

相続開始地(被相続人の最後の住所地)を管轄する家庭裁判所又は当事者が合意で定めた家庭裁判所です。
例えば被相続人の最後の住所が たつの市で、相手方の住所が姫路市の場合は龍野家庭裁判所(神戸家庭裁判所 龍野支部)の管轄となります(管轄の合意が無い場合)。

 

家庭裁判所の管轄(兵庫県南西部)


神戸家庭裁判所 姫路支部
姫路市北条1-250
 姫路市,相生市,赤穂市,赤穂郡上郡町,朝来市生野町,神崎郡(福崎町,市川町,神河町),加古川市,高砂市,加古郡(播磨町,稲美町)

神戸家庭裁判所 龍野支部
たつの市龍野町上霞城131
 たつの市,宍粟市,佐用郡佐用町,揖保郡太子町

※相生市,赤穂市,上郡町は、姫路の管轄となるのでご注意ください。

 

遺産分割 その他

現物分割による遺産分割 認知症の方、未成年者の遺産分割協議 行方不明者の遺産分割協議