【相談事例】マンションの相続登記は、一戸建ての相続登記とは手続きが異なるのでしょうか?
ご相談者の状況
- お住まいの地域:姫路市広畑区
- ご年齢・性別:50代 男性
- ご相談内容:先日父が亡くなり、姫路市広畑区にある分譲マンションの部屋を相続することになりました。数年前に祖父が亡くなった際、一戸建ての相続登記を自分でやったことがあるのですが、マンションの場合は手続きや必要な書類が異なるのでしょうか?「敷地権」など、聞き慣れない言葉があって少し不安です。
司法書士からの回答・解説
お父様を亡くされ、お悲しみの中での手続き、心よりお悔やみ申し上げます。以前ご経験された一戸建ての相続登記と、今回のマンションの相続登記ですが、誰が相続するのかを決めて書類を集めるという「基本的な流れ」は同じです。しかし、不動産の特定方法や登記申請書の書き方が異なります。
一番の違いは、おっしゃる通り「敷地権(しきちけん)」という概念があることです。マンションは、自分が住んでいるお部屋(専有部分)と、マンションが建っている土地の権利(敷地権)がセットで扱われます。一戸建てのように「土地」と「建物」を別々に記載するのではなく、マンション特有の複雑な登記簿の読み解きが必要になります。
マンション相続登記の具体的な注意点
- 1. 敷地権(土地の権利)の正確な記載
- マンションの登記簿には、マンション全体の建物の名称、自分のお部屋の番号、そして土地の権利の割合(敷地権の割合)などが記載されています。法務局へ提出する申請書には、これらを一言一句間違えずに正確に書き写さなければなりません。
- 2. 固定資産評価証明書の取り方に注意
- 相続登記にかかる税金(登録免許税)を計算するために、市役所などで「固定資産評価証明書」を取得します。マンションの場合、お部屋の部分だけでなく、土地(敷地)部分の評価証明書も忘れずに取得する必要があります。
- 3. 共有部分(集会所やゴミ捨て場など)の見落とし
- 敷地外にある駐車場や、マンションの集会所などが、お部屋とは別に登記されているケースがあります。これらを見落として相続登記から漏れてしまうと、将来マンションを売却しようとした際にトラブルになるため、事前の念入りな調査が不可欠です。
まとめ
マンションの相続登記は、一戸建ての時に比べて登記簿の構造が複雑で、ご自身で申請書を作成するには少しハードルが高いと感じられるかもしれません。特に古いマンションの場合は、敷地権の扱いがさらに特殊なケースもあります。
「書類の書き方が分からない」「共有部分の漏れがないか不安だ」とお悩みの場合は、ご無理をなさらず、当事務所にご相談ください。姫路市広畑区をはじめ、地域に密着したサポートで、確実かつスムーズに名義変更のお手伝いをさせていただきます。

